●ポケットパーク●

LDG展覧会企画募集



主催:リビングデザインセンターOZONE
提出:1997.06.30.
会場:リビングデザインギャラリー(リビングデザインセンター6F)
会期:1998.08.17.〜08.25.(19.close)


*ポケットという空間*

●企画主旨

 「ポケットパーク」という言葉は、都市の中の狭小地(隙間空間)を利用した公園のことを意味するが、ここでは、「ポケット」そのものによる、一大娯楽空間(=いわば公園)をインスタレーションとして提案するものである。

 「ポケット」という言葉には想像力掻き立てられる、ワクワクするところ(一種の場所)をイメージさせる。子どもの頃の洋服には必ずといっていいほどポケットがついていた。そこには宝物をつっこんでいたり、秘密が隠されていたり。ちょっとしたものなんだけど、すごく大切なものを入れていたりする。時々、ドラえもんのポケットのように、自分のポケットも異次元につながっていて、魔法の品々が出てこないものだろうかと、願ったりした。またポケットに手をつっこむことで、妙に落ち着いたりもする。冬場寒いからつっこむこともあったが、それだけの理由でつっこむばかりではなかった。男の子がカッコつけるような年頃になると、彼らは決まって制服のズボンのポケットに手をつっこんで歩くようになる。(上着のポケットじゃ、ダメ) またカンガルーのようにお腹の袋状のところに子どもを入れて育てている姿を見て、我々はポケットで子どもも育つのだと思ったりする。

 ポケットってなんだろうと思ったりする。

 あんなに小さい空間でありながら、結構私たちの拠り所になっていたりするんじゃないだろうか。体に近いところで、ひとつの拠り所を提供するすごく小さい空間。こんなすごいものをとにかく一度見直してみたいと思う。

 ドラえもんじゃないけど、ポケットってホントはそこは異次元なのではないだろうか。

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