K邸 個人住宅

「畑仕事をしながらのんびりと田舎暮しがしたい!」
という施主の要望からはじまったこの住宅。鳥取県西部の大山(だいせん)にも程近く、緑に恵まれたこの地で、畑仕事をしながら素朴だけれども豊かに生活できる場とはどのようなものか、この場での可能性を試行錯誤してみた。もう子供も巣立ち、これからの人生を畑仕事をしながら、女性1人でのんびりと過ごす家。
施主は三味線の師匠という一面も持っているが、それよりも畑と共にある生活を強く思い描いている。畑で収穫される野菜を軒先きに干すなど、加工や保存して食に生かすためのスペースを充実させた。また畑という外部空間との接続のために、広めのデッキスペースを設けた。全体的には生活に必要な機能を素直に平屋に並べた20坪ほどのホントにささやかな住宅である。このささやかさが私には豊かに思える。
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