米子高専では11月27日、米子高専振興協力会との共催で特別講演会を開催し、132会員及び本校教職員のうち、約80名が参加しました。

 

 講演は、株式会社日本コンピュータ開発 相談役最高顧問 髙瀨拓士氏を講師に招き、「これからの日本社会を支えるのは地方社会と中小企業だ」と題して行いました。同氏は、低成長時代を生き抜く中小企業経営を説いた『いつ倒産しても良い経営』の著者でもあり、日本およびアメリカでの会社経営の経験を交えながら、日本社会の現状、会社経営のあるべき姿、地方社会における中小企業の役割などについて話しました。

 近年、グローバル化と称して様々な分野で国際化が進み、日本らしさが見失われつつあります。そんな中で髙瀨氏は、「グローバリゼーションの原点は大いなるローカリゼーション。日本の伝統・歴史・文化といった“個性”を残し、主張することにあり、地方社会にこそ日本の歴史や文化、日本人の心が残っている。その地方社会を支えるのは大企業ではなく、地域に根差した中小企業。ないものねだりではなく地域に有る、地域の特徴を生かした個性ある経営が、存在価値と競争力を生みだしていくに違いない。」と語りました。

 振興協力会会員のほとんどは、まさに「地方社会の中小企業」。地方創生が叫ばれる今、自分たちに出来ることは何なのか、どのような経営を行っていくべきか、産学連携のあり方等、直面する課題へのヒントを得る講演となりました。

 

 振興協力会とは、この度のプロコン・デザコン全国大会出場、人材育成や共同研究事業についても寄附金をいただくなど、日頃から密接な連携・支援体制を築いています。今後もこうした会を通して相互理解を深め、地域の発展に寄与していきます。

 

271127特別講演会