米子高専では、令和元年6月28日(金)及び7月3日(水)~6日(土)にかけて、韓国の大学生と共に環境研修プログラム「海は人をつなぐ」を実施しました。
  本研修は、鳥取大学との共同事業で実施しており、協定校である韓国 南ソウル大学校と群山大学校の学生14名と、本校の外国人留学生4名及び日本人学生21名が交流を行いながら海洋漂着ごみを中心とした環境問題を学びました。

  6月28日(金)に来日した一行は、境港で本校学生と合流し、6月にリニューアルされた境港漁港の見学を行った後、弓ヶ浜海岸にて、研修の主目的である漂着ゴミ回収作業を行いました。

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          境港漁港の見学                   弓ヶ浜海岸にて

  その後、米子高専を訪れた一行は、本校茶華道部の協力のもと、日本文化を理解するため茶道体験を実施しました。茶道を初めて体験する韓国の学生たちは、抹茶の苦さに驚いたり苦戦したりする姿も見られましたが、日本人のおもてなしの心を感じてもらうことができました。

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茶道体験

 午後からは、宿泊先である大山青年の家に移動し、うどん作りを通じて、日本の食文化を体験するとともに、日本人学生と韓国人学生が協力して作業を行うことで、お互いに打ち解けることができました。

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                        うどん作り体験

 その後、29日(土)以降は、鳥取大学が実施するプログラムに参加するため、韓国の一行とは一時的にお別れをしました。

 7月3日(水)から5日(金)までは、福井県若狭湾にて環境研修を行いました。
 鳥取大学のプログラムで天橋立まで移動していた韓国の一行と合流した後、福井県小浜市の「韓国船遭難救護の碑」を見学し、当時の様子について説明を受け、国を越えた助け合いの精神が今も受け継がれていることを学びました。

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韓国船遭難救護の碑

  続く4日(木)の午前中は、若狭湾青少年自然の家にてスノーケリングやカヌーを行い、若狭湾の豊かな海の自然や、島国である日本ならではの環境について体感しました。

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          スノーケル体験                   カヌー体験

 午後からは、若狭湾でも海洋漂着ごみの回収を行う予定でしたが、雨天のため近隣の幼稚園や「福井県海浜自然センター」を訪れ、環境について学習しました。

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           幼稚園訪問                 福井県海浜自然センターにて

 夕方からは、地元のよさこい団体の皆さまより、“よさこい踊り”の披露と指導をしていただきました。日本でもなかなか体験できない貴重な機会とあって、本校留学生・韓国人研修生だけでなく、日本人学生も含めた全参加者が積極的に指導を受けていました。

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                      “よさこい踊り”披露

 若狭湾での最終日となった5日(金)は、カッター訓練を行いました。全員で船を漕ぐことで、研修で培った協調性を感じることができ、研修をしめくくるのにふさわしいプログラムとなりました。 
13カッター体験

 その後、鳥取県に戻ってきた一行は、大山青年の家にて報告会を実施し、グループごとに今回の研修を通じてできたことや学んだことをまとめ、発表を行いました。さまざまな言語を用いて互いにコミュニケーションを取り合い、苦戦しながらもそれぞれの感じたことを個性豊かにまとめることができました。

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          班ごとの話し合い                   発表の様子

 最終日の7月6日(土)は、「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場」を見学しました。最新の技術とともに、周辺に積もった雪を利用した冷房施設の「雪室」見学体験や、工場周辺に森を造営するなどの環境配慮についても理解を深めました。

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                      工場敷地内の森にて

  最後に、「水木しげるロード」の見学を行った後、フェリー乗り場にて韓国学生を見送りました。 研修を通じてすっかり打ち解けた学生たちは、フェリーに乗り込むまで、お互いに別れを惜しんでいました。

  研修に参加した学生からは「環境問題は多くの国が協力して解決しなければならないことがわかった。」「それぞれの国でのよい取り組みを取り入れてよりよい環境を作っていきたい。」といった声が聞かれるなど、非常に有意義な研修となりました。

 また、研修に参加した日本人学生は、9月に実施する韓国への派遣研修に参加します。今回の交流を活かして、派遣研修でもより一層交流を深め、韓国でも有意義な研修ができることを期待しています。

18報告会後の集合写真