1984(昭和59)~1993(平成5)年度電子制御工学科の開設で5学科に、女子寮の開設1985.…3.27福利施設(白砂会館)新営1986.…4.…1第5代校長に飯田益雄(文部省)着任1986.…4外国人留学生の受入れ開始1987.…4.…1電子制御工学科新設1988.10.20電子制御工学科棟新営1991.…4.…2第6代校長に服部信(広島大学工学部教授)着任1991.12.…3米子工業高等専門学校振興協力会設立1992.…4.…1週5日制実施。新カリキュラム実施1993.…3.29寄宿舎新南寮・女子寮等新営1993.…4.…1システム化技術教育・開発センター開設1993.…7.13米子高専文化セミナー開催1984.1…初代Mac発売1985.9…プラザ合意1980年代後半 バブル景気1986.4…男女雇用機会均等法施行1987.4…国鉄分割民営化1989.4…消費税導入1989.12…ベルリンの壁崩壊1992.12…米子自動車道全線開通12Yonago National College of Technology 60th anniversary日本・世界の出来事福利施設(白砂会館)電子制御工学科棟 1985年3月に福利施設が竣工した。名称は公募によって「白砂会館」と決定された。以来、現在にいたるまでクラブ活動や教職員の憩いの場となっている。 1985(昭和60)年に外国人留学生の受け入れが決まり、1986(昭和61)年度にはマレーシア政府派遣留学生が3年機械工学科に1名、3年建築学科に2名、編入した。以来コンスタントに外国人留学生を受け入れている。留学生は選抜された優秀な学生であり、それぞれ帰国後、リーダーとして活躍している。 1987(昭和62)年度より電子制御工学科が開設された。工業社会の多様化と技術の高度化、コンピュータ支援技術等に対応した技術者の養成が必要となった社会情勢が背景にある。「メカトロニクス工学科」、「電子制御工学科」の2案があり、校内で議論が重ねられ、かなり紛糾したと過去の年誌には記されている。最終的には、「電子制御工学科」に落ち着いた。 1991(平成3)年12月に、県東・中部地域の企業20社で「米子高専振興協力会」が設立され、企業との連携が強化された。全国的にも早い時期の取り組みだった。本校の産学官連携の窓口となる「システム化技術教育・開発センター」も1993(平成5)年度に設置された。 米子高専は高専の中でも比較的女子学生が多かった。1991(平成3)年12月では、全国の高専生のうち女子学生の比率は11.7%だったが、本校は17.2%だった。その本校で1993(平成5)年、女子寮「白鳥寮」が開寮したことは意義が大きい。それまで親元から通学できない女子学生は、民間アパート等に下宿していた。なお総合工学科になってから、さらに女子学生の比率が上がっており、2023(令和5)年度新入生では3分の1を超えている。第1編 60周年の歩み
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