米子工専60年誌
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和5年度まで行っており、今後も継続する予定である。3~4年度に旧ボイラー室を多目的施設ラーニングコモマレーシア研修起業家工房20Yonago National College of Technology 60th anniversary3.国際交流らの活動の積み重ねにより、平成24年度に協定を結んだ南ソウル大学校(大韓民国)に加え、平成29年度に群山大学校(大韓民国)、平成30年度に中興大学(台湾)、令和2年度にパハン大学(マレーシア)と新たに国際交流に関する協定を結んだ。また、平成26年~令和5年度の10年間に227名の学生が海外研修事業に参加した。平成30年度より開始した、パハン大学のファイズ先生(本校卒業生)の専門科目や教養の理系科目の英語による講義は令令和2年度以降は新型コロナウイルス感染症の拡大のため、海外交流の行事が中断・縮小されたが、令和5年度より再開し、令和5年度には24名の学生が海外研修を実施した。グローバル人材育成への支援として、令和2年度より5年連続で米子瓦斯株式会社様より寄附をいただいた。また、平成29年度より後援会からも毎年、一定額の支援をいただいている。これらの寄附金等により、学生の海外渡航等の費用を補助している。また、令和5年度には、高専機構の「高専生の海外活動支援事業」による補助が行われ、学生の海外研修の活性化が推進された。 また、より一層のキャリア観および自己実現意識の醸成を目的として、海外短期留学プログラムへ希望学生の応募を積極的に奨励・指導してきた。特に、文部科学省が実施するトビタテ!留学JAPANおよび鳥取県が実施するアメリカ合衆国バーモント州への研修は、新型コロナウイルス感染症の拡大時期は中断されたものの、継続的な採用実績が積み上がっている。トビタテ!留学JAPAN(高校生コース)の応募者数は延べ34名、うち採択数は延べ14名となっている。大学生コースについては延べ4名の応募があったが、採択は無く、今後の採択が期待される。また、バーモント州研修は校内での代表選考も含め、応募者数41名、うち採択数は4名である。(山本英樹) 令和3年度以降の女子学生の増加により、女子トイレが不足したことから令和4年度に2階物理実験室前のコラボレーションゾーンに女子トイレを増設した。また、高専機構事業キャンパス創造プロジェクトにより、令和ンズ familiarに改修する事業、令和5年度に正面玄関と体育館の間の歩道を整備する事業を学生が参画する形で行った。後援会教育振興費により、令和5年に女子トイレの洋式化整備、玄関前のロータリー・遊歩道整備を行った。 平成25~令和5年度の間に以下の共通設備を導入した。平成26年度:教育用電子計算機システム(情報教育センター)、平成29年度:数理・データサイエンス教育研究用映像可視化システム(医工連携研究センター)、平成30年度:メディアラボ什器(情報教育センター)、令和2年度:教育用コンピューターシステム (情報教育センター)、遠隔授業用校内無線LANシステム(情報管理室)、令和4年度:CNC旋盤プログラミング教育支援システム、コンプレッサー(技術教育支援センター)。また、高等専門学校スタートアップ教育環境整備事業により、令和5年度末に大型3Dプリンタ、レーザカッターなどの機器を導入し、多くの学生に利用できるように起業家工房として整備した。 本校では、グローバル人材の育成を目指し、平成23年度より、学生・教職員の海外派遣等を行ってきた。これ第2編 最近の10年

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