図4.1 学科再編後の教育課程のイメージ図4.2 学科再編後の科目構成・配置Yonago National College of Technology 60th anniversary29【申請・認可】 学科再編等検討ワーキンググループでは、実施計画の検討とともに、申請に必要な書類や資料を整える作業が総務・企画部のメンバーを中心に行われた。将来構想検討委員会の答申では、第4期中期計画期間の開始に合わせた平成31（2019）年度に再編を行う計画であったが、高専機構のMCC改定の動きなどもあり、平成32（令和2）年度も見据えて申請作業を進めることとなった。とは言え、高専機構本部、および文科省高等教育局と何度も打合せを重ね、非常にタイトなスケジュールの中での作業であった。そうして平成31（2019）年4月には概ね申請に必要チームの活動に必要なコミュニケーションスキルを磨くこととしている。その結果、入試時には志望コースを問わず、総合工学科200名を一括して選抜する方式となった。これについては校内外から志望するコースに配属されなかった場合を心配する声が寄せられたが、県内の中学校を対象とした事前のアンケート調査では93％の支持があった。中学3年生の時点では、専門分野の選択に迷う生徒が多い現状が浮き彫りになった形である。また、コース配属は、1年次の学業成績上位者から本人の志望順に従って配属されるため、入学者の学習意欲の向上が感じられる。
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