(1)第4期中期計画(H31~R5)の特徴と取組み和4(2022)年は米子高専主催で実施した。机をデザイン・製作した学生達30Yonago National College of Technology 60th anniversary3.中期目標・中期計画、年度計画4.男女共同参画推進5.旧ボイラー室の改修ジタル人材」、「ディープラーニングコンテスト」、「新たな価値やビジョンを創造し、社会課題の解決を図っていける技術者」、「グローバルな視点で課題解決にチャレンジできる人財」といった、より実践的・現代的な状況・課題に応じた計画となっている。本校でもそれに応じた取り組みを毎年の年度計画で実施して行く必要がある。 平成29(2017)年から男女共同参画推進室設置。年度ごとの担当者は、第5編に掲載されている。 島根大学と島根県立大学と松江高専との4大学・高専によるダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)事業が令和元(2019)年から採択され、令和6(2024)年まで継続されている。 また高専女子フォーラムが毎年実施されているが、令 女性教員と校長・3主事との懇談会が令和4(2022)年から毎年実施されており、女性教員の要望意見などを聞いている。 令和2(2020)年施設整備[B区分]の予算にて、建築学科学生中心に、設計から施工まで旧ボイラー室のラーニングコモンズへのリノベーションに取り組んだ。学生たちによる設計・施工箇所は、内部壁解体と床施工、多目的トイレ・キッチンの設置など。また出入口周りの建具と内部照明設備等も改修した。さらに低学年学生も参加を募り、内部の机もデザインし製作した。高増研・小椋研で設計を担当し、玉井研が施工担当した。配筋施工中の学生な書類を仕上げたところであるが、必修・選択のカリキュラムの制度設計が十分でなかったことから、機構本部より1年延期する判断が下された。このことは、計画をさらに練り込むことができたばかりでなく、入試制度の変更について、入学志願者や中学校へ説明・周知する期間を確保できた点でも幸いであった。 平成31(2019)年度に寺西恒宣校長が着任され、新たな体制の下で申請作業を進めることとなった。同年5月に、それまでのワーキンググループを学科改組実行委員会に再編し、下部組織として5つの検討部会を設け、細部のブラッシュアップを図った。こうして令和2(2020)年4月の申請書類一式の提出に漕ぎ着け、大学設置・学校法人審議会に諮られることになった。そして、7月に申請が受理された旨通知があったが、心配していた指摘事項は特になく、計画どおり進められたことは安堵の極みであった。学科改組実行委員会は、その後も11月の通算59回まで定期的に開催され、再編後の体制や規則等、実施に向けた種々の案件が検討された。 平成16(2004)年度の独立行政法人化以降、高専機構が策定した中期目標・中期計画に沿って、各高専が中期目標・中期計画、年度計画を立て、学校運営を行うようになった。第4期(H31~R5)の高専機構の中期目標・中期計画および本校の中期目標・中期計画の大きな特徴は、入学者の確保・女子学生の確保、高度化:社会・経済構造の変化、技術の高度化等を踏まえ、社会の諸課題に自律的に立ち向かう人材育成、国際化:海外で活躍できる技術者としての能力の伸長、であった。この達成のため、本校では各年度の計画とその実施で、各部署による取り組みを行った。具体的には、学生募集の改善、女子学生への広報や施設の整備など、各種コンテストの積極的利用、アクティブラーニングなど課題解決型授業の推進、海外インターンシップ・留学の支援、TOEIC受検の支援、などである。(2)第5期中期計画(R6~R13)に向けて 高専機構の第5期中期目標・中期計画では、入学者の確保・女子学生の確保、高度化、国際化は継続して推進されるが、「女子学生のキャリアパス形成を支援」、「デ第2編 最近の10年
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