(1)10年の概要3年度に行われた学科改組である。既設の5学科を1学(3)各種コンテスト高専ロボコン…中国地区大会(令和3年10月)(山口顕司、権田 岳、早水庸隆)42Yonago National College of Technology 60th anniversary2.機械工学科・機械システム部門 NHK高専ロボコンは、毎年異なる競技テーマが設定され、各地区大会および全国大会が開催されている。機械工学科(機械システム部門)は開始当初から参加している。この10年間では、中国地区大会ベスト4および特別賞の受賞にとどまっており、全国大会出場には届いていない結果となっている。そして令和3年度からは、米子高専が総合工学科に学科再編されたことにあわせ、それまでは各学科が主体となって編成していた高専ロボコンチームをロボコン同好会として組織化した。現在は、学科・コースの枠組みを超えたチームとして活動を継続している。 また、学会主催のコンテストにおいては、平成27年度に日本機械学会流体工学部門主催の第14回流れの夢コンテストで早水・権田研究室の学生によるチームが一樹賞を受賞し、令和5年度に日本設計工学会主催の新設計コンテスト2023で早水・矢壁研究室の学生によるチームが準優勝を果たしている。河添後任(4)進路状況 就職面では、応募職種の多様化が顕著になってきている。重工業、自動車関連メーカーに加えて、医療機器関係、化学・食品関係企業を志望する学生が増えてきた。定年退職 進学面では、進学を希望する学生がクラス学生数の4割程度であり、特にコロナ禍以降は進学意欲が高まって森田後任いるように見受けられる。原後任大塚後任山口大学白石後任 この10年間の機械工学科にとって大きなことは、令和科・5コース制とし、それに伴って、機械工学科の教員の所属が機械システム部門となった。学生は2年生後期から各コースに配属されるが、機械システムコースに配属された学生は令和4年度が29名、令和5年度が31名であり、機械システムコースの配属希望者数は全コース中で最も少ない。配属希望者数を増加させることが喫緊の課題であり、機械システムコースで学ぶ機械工学の重要性や魅力を伝えられるように、1年生の実験やオープンキャンパスなどの内容を令和3年度以降、教職員間で議論している。 学生の研究発表分野においては、日本機械学会中国四国支部卒業研究発表会における発表講演数は中国四国地区の高専中では最多で、優秀発表賞も数多く受賞しており、学生へのプレゼンテーション、技術表現教育の成果が現れている。 また、地域連携については本学科・部門の教員が継続して取り組んでおり、企業との受託研究、企業・大学との共同研究、技術相談、公開講座の実施などに対して、特許出願などを含めた多大な成果を上げている。(2)教職員の動向 平成26年度から令和5年度までの10年間で、定年退職者1名、転出者3名により5名の新任教員が着任された。以下に年次ごとの異動を示す。平成26年 4月 藤田 剛(新任) 平成31年 3月 原 圭介(転出) 令和2年 3月 大塚 茂(退職) 3月 森田慎一(転出) 4月 白石僚也(新任) 令和3年 1月 木下 大(新任) 3月 上原一剛(新任) 令和4年 3月 白石僚也(転出) 4月 益田卓哉(新任) 大阪市教育委員会北見工業大学第2編 最近の10年
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