米子高専学校要覧2024
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高等専門学校制度は、昭和30年代に始まる科学技術・産業の目覚ましい発展に伴い、従来の教育制度6-3-3-4制とは別に昭和37(1962)年に創設された6-3-5制の教育制度です。(図1)高等専門学校は、中学校卒業を入学資格とし、「深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成する」(学校教育法)ことを目的とした5年制の高等教育機関です。教育効果を高めるために、一般科目と専門科目をそれぞれ5年間にわたって相互に関連づけ実験・実習を重視した教育を行い、教養と専門の知識・技術を身につけたエンジニアを養成しています。(図2)卒業生の大半は就職して産業界で活躍していますが、卒業後進学を希望する者には長岡及び豊橋技術科学大学をはじめ他の多くの大学に編入学する道が開かれています。学部卒業後大部分の学生は大学院へ進み学術研究に励んでいます。(図1)また、平成16(2004)年には大学学部と同等の教育研究機能をもつ2年制の専攻科が新設され、学士学位の取得が可能となり、より高度な技術・研究者を養成するとともに、他大学院への直接進学もできることとなりました。1年2年専攻科高等専門学校(5年)3年一般科目専門科目4年5年(図1)日本の教育制度(図2)一般科目と専門科目の学年別配分割合小学校(6年)中学校(3年)9101112131415161718192021222324252627年齢678外国人留学生大学高等学校(3年)(4年)短期大学(2〜3年)大学院高等専門学校制度及び特徴11高等専門学校制度及び特徴

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