米子高専学校要覧2025
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【建築学専攻】建築学専攻では、建築を人間が社会生活を営む空間を創造する行為ととらえ、本科での5年間一貫したカリキュラムの特徴を活かしながら、更に2年間の専攻科での教育により、幅広い教養と豊かな人間性を備え、建築・都市・地域計画、建築環境及び建築構造に関する高度な知識と技術を身につけ、幅広い視野に立って問題解決できる実践的で創造力に富んだ技術者を養成することを目的としています。 建築学専攻はJABEE教育プログラム「建築学プログラム」を開設しており、建築学専攻の修了者が修得すべき能力として米子高専専攻科修了者の学習・教育到達目標を以下のように具体化して示しています。なお、これらのうち(A-2)(A-3) 及び(A-4) については専攻科入学時には達成されていることを前提としています。【A】 技術者としての基礎力   A-1  数学、自然科学及び情報工学の基礎理論に裏打ちされた体系的な知識・技術   A-2  社会・環境に配慮して建築を計画・設計するために必要な基礎知識・技術   A-3  安全で合理的な建築の構造を計画・設計するために必要な基礎知識・技術   A-4  建築の生産と保存・再生及び防災を計画・管理するために必要な基礎知識・技術【B】 持てる知識を使う応用力   B-1  建築に関わる社会的・地域的な視点を養い、よりよい生活空間をその地域の風土を考慮し、機能的に計画・設計できる知識・技術   B-2  建築の室内及び外部空間において、エネルギー負荷を考慮しつつ快適かつ適正な環境を保持するための環境要素の予測・評価・ 調整に関する知識・技術   B-3  建築構造物の内外で安心して生活が営まれるよう、構造上安全かつ経済的な建築空間ならびに構造種別・形式を選択できる知識・ 技術   B-4  持続可能な社会を念頭におき、建築に関わる生産、保存再生、防災を意図した計画技術【C】 社会と自らを高める発展力   C-1  建築分野の基礎的な知識や技術を活かし、問題を解決するための実践的な知識   C-2  建築分野の基礎的な知識や技術を活かし、新たな提案を発する能力【D】 地球の一員としての倫理力   D-1  日本や世界の文化や歴史を多面的に認識し、建築技術が社会に与える影響を理解する能力   D-2  誠実かつ信頼される技術者としての誇りと責任感【E】 社会とかかわるためのコミュニケーション力   E-1  専門的な英語の文献を読み、理解するとともに問題解決に必要な情報を取捨選択する能力   E-2  問題解決に向けて、チームの協働作業の中で適切に解決策を提案する能力   E-3  専門分野の課題について報告書等を作成し適切な資料を用いて分かりやすく説明する能力米子高専専攻科は、高専の卒業生を主たる対象とし、これにリフレッシュ・リカレント教育を希望する企業派遣の社会人学生及び海外からの留学生を加えて、生産システム工学専攻、物質工学専攻、建築学専攻の3専攻を設け、それぞれの専攻を通してより高度な専門学術を教授します。また、教養教育及び実践的教育を通じて、幅広い教養と優れた人格を備えた広く産業の発展に寄与することのできる自立した技術者の養成を行っています。本専攻科入学者として、以下に示す基本的な知識と意欲を持つ人材を求めています。【生産システム工学専攻・物質工学専攻・建築学専攻】入学者選抜の実施方法は、推薦によるもの、学力検査及び社会人特別選抜によるものがあり、次のように実施しています。推薦による選抜は、面接検査及び調査書の内容を総合して判定します。学力検査による選抜は、学力検査、面接検査及び調査書の内容を総合して判定します。社会人特別選抜は、面接検査及び出願書類の内容を総合して判定します。専攻科の入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)Admission Policy基本的知識を有し、さらに高度な専門知識を学びたい人主体的に物事に取り組み、解決しようとする意欲のある人学んだ技術を生かして社会に貢献する意欲のある人他の人と協調しながら物事に取り組める人 123409【専攻科】 専攻科の修了認定方針・専攻科の入学者受入方針

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