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 KOSENフォーラム2021:オーガナイズドセッション

「令和3年度KOSENフォーラム」が2021年12月13・14日にオンラインで開催され、本校は14日午後に、オーガナイズドセッション「高専教育におけるリベラルアーツの具体化の方途―理念・カリキュラム・組織」を企画・実施しました。
 理工系大学から知見を得えようと今年度、「教養教育研究院」を新設された東京理科大学の愼蒼健院長に基調講演をお願いしました。愼院長から、同大学の「教養改革」、「教養教育の目標」、「教養教育研究院」の設置、TUSくさび形教養教育カリキュラムについて順を追って説明いただきました。
 高専からは、①熊本高専リベラルアーツ系長の伊藤利明教授が「熊本キャンパスにおけるリベラルアーツ科目の実践報告」、②本校リベラルアーツセンター員の竹内彰継教授が「失敗学のすゝめ」をそれぞれ発表し、質疑や意見交換を行いました。
 本校は「リベラルアーツセンター」を設置し高専教育におけるリベラルアーツの教育・研究を推進しています。このセッションを今後の活動や実践につなげていきたいと思います。 

【趣旨】高専における創造的・実践的技術者の育成において、これまで培われてきた専門教育とともに、社会経済環境の変化に伴って、リベラルアーツの必要性・重要性にも意識が高まりつつある。
 東京工業大学ではリベラルアーツ研究教育院が設置されており、昨年度のフォーラムで基調講演していただいた。東京理科大学でも今年度、教養教育研究院を設置され、来年度から新たなカリキュラムをスタートされる。高専においても熊本高専のように、カリキュラムや組織改編でリベラルアーツを掲げる事例がある。米子高専は平成28年度にリベラルアーツセンターを設置した。
 本セッションでは、理工系大学においてリベラルアーツ重視のケースに学ぶとともに、大学とは異なる面も持つ高専のリベラルアーツの理念・目標・カリキュラム・組織などについて講演や報告、パネルディスカッションを通して議論し、その構築を目指した情報発信も図るものである。
【構成】
1)趣旨説明
              米子高専 リベラルアーツセンター・センター長  加藤 博和
2)基調講演
 「東京理科大学における教養教育について」
                   東京理科大学 教養教育研究院・院長  愼  蒼健
3)講演
 ①「熊本高専熊本キャンパスにおけるリベラルアーツ科目の実践報告」
                    熊本高専 リベラルアーツ系・系長  伊藤 利明
 ②「失敗学のすゝめ」
              米子高専 リベラルアーツセンター・センター員  竹内 彰継
4)質疑・パネルディスカッション




オーガナイズドセッションの資料を収録した報告書を発行しています。本ホームページの「報告書・資料集」をご覧ください。

米子高専 リベラルアーツセンター

〒683-8502
鳥取県米子市彦名町4448
TEL 0859-24-5028
E-mail gakujo@yonagok.ac.jp