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進学体験記

本科5年 男子 (2020年度卒業)

 私が高専卒業後の進路に大学への編入を選択したのは,将来,研究職に就きたいという夢があったからです.高専卒で研究職に就く方もおられますが,大学院以上の学歴が求められることが多いです.そこで,私は研究に力を入れており,さらに教育にも重きを置いている大学を選択し,大学に進学することを決めました.

 大学進学にあたって,まず私がしたのは様々な大学の情報集めです.試験科目,試験範囲,研究内容,立地,知名度など様々な情報を総合的に判断し,自分に合いそうな大学を決め、編入試験に向けて勉強を始めました.大学編入はマイナーな入学制度であるため,調べていくと分かりますが非常に情報が少ないです.さらに,化学系は他の分野の編入体験記に比べて圧倒的に少ないです.そのため,「価値のある情報をどれだけたくさん集められるか」が大学編入成功の大きな要因になってきます.実際,私が編入についての情報を集める際,数多くの体験談やブログなどを読みました.そこで,私が最もお勧めするサイト(団体)を紹介します.それはZENPENと呼ばれる団体で,2014年に設立された,高専からの大学編入生による団体です.こちらの団体のHPには,数多くの先輩方の編入体験記が記載されています.私が編入の情報を集めていく中で,最も重宝していたWebサイトです.しかし,これだけでは情報不足な部分もあるため,実際に編入を体験した先輩にコンタクトを取り,話を聞く方がより有益な情報が手に入ります.効率よく勉強を行うために,情報取集は非常に需要になってきます.

 では,どのような情報を集めれば良いのでしょうか.それは大きく分けて5つあります.
①志望校の編入試験情報(試験時期・試験内容・推薦の有無 etc…)
②過去問
③先輩の合格体験記
④先輩が使っていた参考書
⑤大学編入成功者の勉強方法
 なるべく多くの情報を集められれば,それだけライバルよりも優位な立場に立てます.

 情報集めが終わったら,本格的に勉強を始める番です.私は4年の夏休み明けくらいからちょくちょく勉強をしました(1.5 h/day).そして本格的に勉強を開始したのは4年の学年末試験が終わってからです.勉強の開始時期は志望校の難易度や教科数で変わってくるので,私の勉強時間を参考にして勉強をさぼっていると痛い目に合う人もいるかもしれません.今年は新型コロナウイルスの影響で学校の開始が遅れ,4, 5, 6月はリモートでの授業にいなりました.これにより,かなりの勉強時間を確保することができました.この時期は1日に7時間強くらい勉強していました.ひたすら自宅で孤独に勉強をする毎日だったため,何度もつらい思いをしました.そんな時は,応援してくれる家族や先生,友達の存在が大きな支えになり,頑張ることができました.大学編入は自分のキャリアを大幅にアップさせることができる高専生の大きなチャンスです.勉強を進めていく中で,自分にできることや足りないもの,知りたいのもなど新たな気づきがたくさんあります.私は,大学編入という決断をして本当に良かったです.大学編入を目指している方は是非最後まで諦めずに,自分で作った壁を超えられるように,挑戦してほしいと思います.

最後に...

 編入という選択は,自分一人で決断できるものではありません.大学に通うにはそれなりのお金がかかります.当然,自分一人では賄うことは難しく,親との協力が必要になってきます.きちんと親に相談したうえで,「編入」という選択を決めましょう.私は,親に「大学に行く」と言ったとき「それじゃ,高専に行った意味がない」と言われました.しかし,きちんと調べると高専は進学にも強いということが分かります.きちんと説明すれば分かってくれるはずです.自分の悔いのないような選択をするのが一番です.この編入体験記が皆さんの進路選択の役に立てれば幸いです.


本科5年 男子 (2020年度卒業)

僕が大学編入を考え始めたのは2年生の頃でした.もともと高専に入った理由が,スポーツのウェアの研究開発の仕事がしたかったからで,研究開発するためには大学に行く必要があると知ったため,大学編入を志しました.勉強を始めたのは3年生の冬休みでした.

 もともとは何も考えずに東京工業大学がいいな,と思っていましたが3年生から4年生に上がる春休みの間に旅行で訪れた京都に魅力を感じ,京都大学への編入を目指すことにしました.

 京都大学の英語はTOEFLという外部のテストのスコアから英語の試験の点数に換算します.このテストはリーディングやリスニングだけでなく,スピーキングやライティングの試験もあるため非常に難しく,英語が苦手だった僕にとっては苦行でしたが,最終的に受験勉強を始める前と比べて英語力が格段に伸び合格することができました.英語の勉強法は様々なものがあり,ネットにたくさん勉強法が載っているためそれを参考にしました.

僕は高校三年生まで野球部に所属しており,あまり勉強する習慣というものがありませんでした.テストの成績は良かったのですが,テスト直前に詰めた知識ばかりだったため,自分の身になっておらず,編入を意識し始めて最初につまずいたのは物理でした.高校物理から始めたのですが,まったく理解できていなかったため,テスト前だけの勉強ではなく普段から勉強する習慣を身に着けて本質を理解するように勉強する必要があると感じました.

数学も同じで,学校の数学のテストで点を取るには先生から出される対策プリントを何回かやって解法を覚えるだけである程度の点数が取れてしまうため,まったく式の導出などをやっていませんでしたが,それでは編入の数学を乗り切ることができません.きちんと定義から勉強し,この公式は何を表しているのかなど本質を理解するように勉強を行うと良いのかなと思います.

近年,米子高専から京都大学へ編入した学生はいなかったため,情報収集が難しかったです.教務係に過去問がありますが,答えはないためわからない問題は学校の先生のもとを回って聞く必要があります.編入の勉強は参考書が少なく,範囲も広いため対策が非常に難しいですが,自分なりに対策してみて下さい.また,編入勉強はモチベーションを保つのが大変ですが,編入をする友達を見つけて日々の勉強を頑張ってください.

 京都大学は変人が多いといわれているのでその変人の中で勉強に励むことで自分の本当にやりたいことを見つけ,充実した学生生活を送りたいと思います.


本科5年 男子(2014年度卒業)

私が大学編入を志したのは,将来,昔からの夢である研究者として働くために必須の学歴だからです.大学は外部からの評価において,その人がどの程度の努力が出来るのかを判別するための指標とされると私は考えており,より外部評価の高い大学に行くことを目標とし,勉強に取り組みました.

受験終了までのフローは,3年春に第一志望とする大学の決定.4年春,英語を少しずつ開始.4年夏,英語,数学,化学の重点的な勉強,全志望校決定.5年春からは必死に勉強.5年6~8月に試験.5年秋に合格となりました.

編入学の準備にあたり,私はまず大学に関する調査を行いました.試験科目,試験範囲,試験難易度,教員の研究,研究費など総合的に見たうえで私の場合は,自分が実際に進学することになった際に納得できない大学は受験しないと心に決め,広島大学,大阪市立大学,筑波大学,北海道大学,大阪大学を受験しました.志望校の決め方については,一定レベル以上の大学の内,自らの得意科目である専門を重視するところを複数設定(広大,大阪市立,筑波)した上で,本命を北大に定め,試験時間割が似ている阪大も練習として選択しました.

4年から本格的に勉強を開始したわけですが,3年の頃は自主研究サークルに所属しており,そこでは研究活動や学外で発表を行うことで,研究の取り組み方や対外的な発表を行う技術を学ぶだけでなく,同年代の中でもトップを走るほど優秀な人と接することで常に現状に満足せず外に意識を向けることができました.これは受験の際にも,周りに差をつける努力の仕方や,面接での自身に関するプレゼンができるということで大いに力を発揮しました.この同好会活動に限らず,1つのことに一生懸命になり,1日24時間取り組んだ経験は必ず役に立つので熱中できることを見つけたら飛び込んでみることをお勧めします.

私は偉そうなことを書いていますが,思い返してみれば受験は1人の力だけでは戦うことはできなかったと思います.学習の中でわからないことは各科目の先生に教えていただくことも多くあり,実際,北海道大学で課される小論文の対策は所属研究室の先生に1か月以上毎日添削していただきました.結果として,大阪大学を除く受験校4つには合格し,来年からは北海道大学の学ぶことができます.

米子高専から北海道大学を受験した学生は近年おらず,新しい挑戦となりました.このような挑戦をする上で,勉強する環境というのは非常に大事で,共に勉強してきた仲間も皆,前例も滑り止めも無い受験校選択をしており,切磋琢磨し合うことができました.諦めなければ結果はついてくるはずですので,ここに行くと決めた大学があるならば,誰も行ったことがなくとも絶対に受験してみるべきだと思います.また,4年の秋や5年の春夏などには周りに多くの誘惑がありますが,それらを跳ね除け,将来を見据えて,妥協せずに勉学に励めば必ず志望校に合格できるので編入学の意思がある人は参考にしてください.


本科5年 女子 (2013年度卒業)

私が高専に進学をしようと思ったのは,就職に有利だからという理由でした.また中学生の時から理科の授業が好きで,白衣を着て試験管を振る研究者の姿に憧れていました.そのため「化学を勉強したい!」と思い,物質工学科のある米子高専に進学を決めました.

高専では1年生の時から専門の授業や実験があり,学年が上がるごとに授業や実験の内容が難しくなりレポート課題も増えていきます.実験や課題は 大変ですが,化学を本当に学びたい人にとっては5年間みっちり勉強できるのでとても良い環境だと思います.また米子高専には自主研究サークルがあり,学生 が自主的に行った実験の成果を学会で発表するなどの活動を行っています.実際に私は3年生の時からそのサークルに所属しており,何度か学会発表を経験しま した.初めは就職希望でしたが,研究活動を通じて高専卒業後も実験をしたいという気持ちが強くなりました.大学には高専から主に3年次に入学できる編入学 制度があり,この制度は大学を何校も受けられ,倍率が低いなどの利点があります.私は大学でより専門的な知識を身につけるために編入学をすることに決めま した.

編入試験の勉強は4年の初めごろから開始し,英語は先生の研究室に通って少しずつ勉強しました.私は英語の勉強を4年から始めましたが, 単語や構文など覚えることがとても多くもっと前から勉強しておけば良かったと思いました.また冬休みの時から数学の勉強を始め,春休みは合宿を行って本格 的に勉強を開始しました.春休みは遊びなどの誘惑が多いですが,勉強時間を確実に確保できる長期休暇の間にしっかり勉強することはとても大事なことだと思 い,毎日勉強するように心がけました.そして5年の6月に広島大学とお茶の水女子大学を受験し,双方の大学から合格通知をいただきました.

今は大学に入学してから授業や実験についていけるのかとても心配ですが,大学の研究レベルに必死でついていき,研究者としての自分自身の能力を高めていきたいと思っています.

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