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教育・研究について
本校は平成28年11月に鳥取大学医学部と包括連携協力に関する協定を締結しました。これを受けて、双方が有する専門的な知見・情報の共有や連携により、地方創生にかかわる地域産業の振興と人材育成に貢献することを目的とした「医工連携研究センター」が創設されました。
特に、鳥取県及び地域の産業界と連携し医療福祉分野の共同研究や技術開発、また、医工学人材の地域協働教育による育成などを通じて地方創生事業の一翼を担うことを目標としています。
さらに、平成30年10月にはYMCA米子医療福祉専門学校とも包括連携協力協定を締結することで、医療分野だけに留まらず福祉・介護分野に亘る研究開発や地域協働教育にも取り組みを拡大しております。
- フロンティア工学セミナー(本科4年生対象)の実施(平成30年8月20日~21日)
- 鳥取大学医学部教職員向けクロスオーバ講義(XO講義)Ⅰ―1実施(平成30年8月27日)
テーマ:「ビッグデータと自己組織化マップ」米子高専教授 権田 英功 氏 - 第2回とっとり医工連携フォーラム実施(平成30年9月2日)
基調講演:「地域包括ケアと機器開発-宇宙医学から発想を得て-」
講師:YMCA米子医療福祉専門学校校長 河合 康明 氏
とっとり医療機器開発成功事例発表(Needs & Manufacturing):「オーラルシェルの開発」
講師:医学部附属病院副部長 中力 直樹 氏・(株)ケイケイ会長 内藤 邦武 氏 - 鳥取大学医学部学生向けクロスオーバ講義(XO講義)Ⅰ-2実施(平成30年9月26日)
テーマ:「鳥取県の現状と米子高専の医工連携への取り組み」センター長 大塚 茂 氏
テーマ:「歯科用マウスピース Oral Shellの紹介」
講師:鳥取大学医学部附属病院診療支援技術部副部長 中力 直樹 氏
- 専攻科「複合社会技術論」(医工連携を内包したもの)講義
後期に計3回実施(平成30年11月8日・11月15日・11月22日) - 進路研究セミナーにて「医工連携企業相談会」の開催(平成31年1月12日)
- 数理データサイエンス講義「ゼロから学ぶAI(初級編)」の実施(平成31年3月7日)
- 鳥取大学医学部教職員向けXO講義Ⅱ-1実施(平成31年3月15日)
テーマ:「健康寿命の延伸:生活見守りシステムの研究」米子高専教授 松本 正己 氏 - 鳥取大学医学部学生向けXO講義Ⅱ-2実施(平成31年3月27日)
テーマ:「核磁気共鳴の基礎と医療診断への活用」米子高専教授 田中 晋 氏
- 医学部学生・専攻科生を対象とした医工連携特別講演の実施(平成29年8月7日)
講演テーマ:「米子高専の医工連携への取り組み」パネルディスカッション用プレ講演 - オープンキャンパス講演実施(平成29年8月10日)
講演テーマ:「トットリを活用!ものづくりと協働した健康づくりを目指して」 - 医工連携研究センター オープニングセレモニー実施(平成29年9月3日)
第一部 とっとり医工連携フォーラム
第二部 開所式&記念講演開所式セレモニー
- 専攻科「複合社会技術論」(医工連携を内包したもの)講義
3回実施(平成29年11月8日・11月15日・11月22日)
- 医工連携トライアル講義(平成30年度フロンティア工学セミナープレ講演)
4回実施(平成29年11月30日・平成30年1月22日・2月16日・2月23日) - 鳥取大学新規医療研究推進センターのオープンキャンパス(One Day College)へ本校学生(1~3年生)を派遣し、共催事業として実施(平成30年2月19日)
- 未来医療研究人材養成拠点形成事業シンポジウムへの参加(平成30年3月11日)
「発明楽のこれまでとこれから」パネルディスカッションへの本校学生の参加
- 専攻科「複合社会技術論」を開設(平成29年度~実施:医工連携を内包した科目)
- 鳥大医学部&米子高専医工連携プロジェクト特別講演Ⅰ実施(平成29年2月6日)
講演テーマ:「工業製品の企画・開発概要」~クルマと医療機器~ - 米子高専振興協力会新年交流会講演会特別講演実施(平成29年2月7日)
講演テーマ:「米子高専の医工連携への取組」 - 鳥取大学次世代高度医療技術推進センターのオープンキャンパス(One Day College)へ本校学生(1~3年生)を派遣し、共催事業として実施(平成29年3月16日)
- 専攻科から鳥大大学院医学系研究科生命科学専攻博士前期課程へ進学した修了生の輩出
コントローラユニットの
共同開発
※(株)MICOTOテクノロジー社 提供シミュレータロボットの
口腔・鼻腔・咽喉頭の再現性検討
※(株)MICOTOテクノロジー社 提供
コントローラユニットの共同開発
※(株)MICOTOテクノロジー社 提供シミュレータロボットの口腔・鼻腔・咽喉頭の再現性検討
※(株)MICOTOテクノロジー社 提供
- 医療シミュレータや医療器具の共同研究・開発
- 医療・福祉ロボットのプリント基板等に関する研究開発
- 移乗移動ロボットの運転性向上のための研究
- ウェアラブルな動脈硬化度測定システムの研究・開発
- うつ病のサブタイプ分類を可能にするスクリーニングツールの開発
- サービス付き高齢者向け住宅の要介護フェーズに応じた地震時防災・避難の計画立案方法
米子高専で合成開発した薬剤分子(光増感分子)が低酸素状態の腫瘍細胞に対して極めて強い光毒性を発現することを世界で初めて明らかにしました。
本校物質工学科卒業生Loghapriya Sivasamy, Priscilla Yoong Mei Yen、小村勇人、物質工学科・粳間准教授と鳥取大学医学部・岡田太教授、小沼邦重助教(現・京都大学)による光線力学療法に関する研究成果が国際学術雑誌 Bioorganic Medicinal Chemistry (IF: 2.802) へ論文として掲載されました(Front coverとして選ばれました)。
抗がん剤が作用しにくいとされる低酸素条件下のがん細胞に対して、初めてPDT活性を示す結果を実験的に示しました。
(本校ホームページにも掲載しております。 https://www.yonago-k.ac.jp/doc/update/4106)



