米子高専振興協力会と共催で「鳥取県東中部地区企業見学会・懇談会」を開催しました
米子高専では9月3日、米子高専振興協力会と共催で「鳥取県東中部地区企業見学会・懇談会」を開催した。本行事は、鳥取県西端に位置する本校と県東中部地区の企業との連携を深めるべく毎年開催していたが、新型コロナの流行により令和2年度より中止をしていたため、実に5年ぶりの開催となった。今回は220会員企業及び本校教職員から約50名が参加し、 株式会社寺方工作所(東伯郡)を見学した。
株式会社寺方工作所は他社には真似できない鍛造加工の精度と形状の製品により、2013年に第5回ものづくり日本大賞優秀賞を受賞した企業である。まず初めに、会社概要と製作工程の説明を受け、その後いくつかの工場内部を見学した。メインのプレス加工ではミクロン単位の精密部品のものから600tの超大型プレス機器による部品まで幅広く生産しており、また専用の金型等、技術の高さに参加者からは感嘆の声が上がっていた。
その後の懇談会では、米子高専からの近況報告を行った。地域創生テクノセンターからは支援いただいた団体の全国での活躍や今年度からの新規事業、キャリア支援室からは今年度の就職状況、各学科からは詳細な進路状況や産学官連携状況などを報告した。本校では、地域産業の発展や人材定着に資するために、地元企業との連携を重要視している。今後ますます地域に根差した高専を目指し、このような活動に力を注いでいきたい。
