建築デザインコース

建築デザインコースでは、これまでの構造系分野とデザイン系分野からなる技術と芸術の融合に加えて、情報工学・人間工学・福祉工学の視点を備え、過疎化・高齢化・少子化という地方が抱える問題や近年頻発している自然災害などへの対応に建築デザインの技術や知識を活用できる実践的かつ創造的な技術者の養成を目標としています。また卒業後すぐに1級・2級建築士受験資格が得られます。

4年生からゼミ授業で各指導教員の研究室に所属し、5年生では卒業研究や卒業設計に取り組みます。各研究室は、構造、材料、環境、歴史、計画、デザインなどの分野に分かれており、4、5人ずつ配属されます。卒業研究・設計は1月下旬には1年間の成果として広く一般の方にも公開した場所で発表します。卒業設計は、島根県立美術館などでも展示し、活躍する建築家を招いた講評会なども開催しています。

進路の特徴
建築デザインコースでは、おおよそ3割が進学(専攻科含む)し、7割が就職しています。就職先には、都市開発などのデベロッパー、建築物の設計を行う設計事務所、建設や改修をする建設会社、建設後の維持メンテナンスをする管理会社、県や市の建築行政に関わる公務員など、多岐にわたります。
主な就職先
- デベロッパー
三菱地所レジデンス、JR西日本不動産開発 - 設計事務所
NTTファシリティーズ、日立建設設計、桑本建築設計事務所、あおい総合設計 - 建設会社
大林組、竹中工務店、西松建設、戸田建設、鴻池組、美保テクノス - 維持管理会社
三菱地所コミュニティ、日本オーチス・エレベーター、NEXCO西日本ファシリティーズ - 公務員
島根県、松江市、米子市、鳥取市、隠岐の島町
主な進学先
東京大学、千葉大学、京都工芸繊維大学、豊橋技術科学大学、九州大学、熊本大学、佐賀大学、三重大学、福井大学、米子高専専攻科