校長挨拶

魅力ある米子高専を目指して

201905221152042088574.jpg米子工業高等専門学校校長  寺西 恒宣

米子工業高等専門学校は、国内そして鳥取県を代表する国立の高等教育機関として、昭和39年に創設されました。現在は、全国51国立高専55キャンパス、学生総数5万人余、教職員6千人余の大規模な独立行政法人高等専門学校機構の一員として、重要な役割を担っております。

15歳から始まる本科課程では、「5年間一貫教育」「くさび型教育」「実践的専門教育(実験実習設備充実)」を普遍の軸として、科学技術の高度化や複雑化、情報化、グローバル化に対応した教育イノベーションを行い、有為な人材を輩出してまいりました。さらに、本科卒業後2年間における専攻科課程では、より専門的で高度なカリキュラム編成により、大学教育に相当する水準の教育を行ってきました。

そして今、令和3年4月、本校は、さらなる飛躍を目指し、これまでの5学科を、1学科・5コース制の「総合工学科 (機械システムコース、電気電子コース、情報システムコース、化学・バイオコース、建築デザインコース)」に大きく改組しました。第4次産業革命、Society5.0などの社会変容が急激に進む中において、時代の変化と技術の急速な進歩に対応すべく、教育内容の高度化を目指したものです。

本校は、これからの予測不可能な時代の到来を見据え、専攻分野についての専門性を有するだけでなく、思考力、判断力、俯瞰力、表現力の基盤の上に、幅広い教養を身に付け、高い公共性・倫理性を保持しつつ、時代の変化に合わせて積極的に社会を支え、論理的思考力を持って社会を改善していく資質や、変化を受容し、ジレンマを克服しつつ、さらに新しい価値を創造しながら、様々な分野で多様性を持って活躍していく人材の養成を目指します。
そして、このような取り組みを通して、地域に貢献し、社会から信頼される魅力ある米子高専となることを目指していきます。皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

上へ戻る