【放送部】高校生のeiga worldcup最優秀作品賞三連覇!(2024)
放送部の制作した映画「クラッシュ」がNPO法人映画甲子園主催「高校生のためのeiga worldcup2025」で一昨年度、昨年度に続いて最優秀作品賞を受賞し、史上初の三連覇を達成しました!
「高校生のためのeiga worldcup」は国内の高校生映画の大会としては最大規模で、審査にはプロの監督、編集者、カメラマンなどの映画人があたっています.今回は例年に比べて応募総数がやや少なく69本でした。この中から24本が一次審査で選ばれ、二次審査によって各賞が選考されました。最終審査の結果発表と表彰式は12月8日日曜日に東京富士大学二上講堂(東京都)で開催され、本校作品「クラッシュ」(32分間、監督:今岡エリカ)が
最優秀作品賞
最優秀編集賞
最優秀撮影賞
最優秀企画賞
優秀音楽賞
を受賞しました。また、出演した門脇さん、長尾君がそれぞれ主演女優賞、助演男優賞にノミネートされていましたが、最優秀賞の受賞には至りませんでした。最優秀作品賞の受賞は一昨年度の「感情線Link」、昨年度の「ちあきの変拍子」に続く三連覇となりました。2016, 17年に本校が二連覇したことはありますが、三連覇したのは大会史上初のことになります。また、2014年から始まった本大会の自由部門において通算6回の最優秀作品賞となりました(優秀作品賞も通算3回受賞、前身の大会である映画甲子園2013を含めると通算4回受賞していますので、出場した12回中10回は上位入賞という成績を維持しています)。

受賞作品「クラッシュ」は、7月から構想を練り、9~10月に撮影を行いました。例年に比べ脚本の完成が遅れ、半分ほどしか書いていない苦しい状況で撮影を開始しました。しかし、参加メンバーは悲観的にならず、協力し合って納得いくまで撮影を続けることができました。難航する脚本作成においては、様々なアイディアが出ましたが、監督となった今岡さんが自身のこだわりを貫いて作品を仕上げたことで、これまでの米子高専放送部作品とはまた違った作風の映画が仕上がりました。主人公が学校の中で不快な思いをさせられた相手に対して嫌がらせをして復讐をしていく物語で、苛立つ現代の高校生の姿を門脇さんが迫力をもって演じたことも、作品に力を与えてくれました。助監督で撮影、編集を一手に引き受けた福留君の献身的な働きも作品の完成には欠かせないポイントでした。〆切ぎりぎりまで粘って行われた撮影にも嫌な顔せず、行動を共にしたキャスト、スタッフのチームワークもあったからこそ、本作が完成できたことは間違いありません。
本作は、2025年10月にニューヨークで開催される全米高校映画祭(The All-American High School Film Festival)AAHSFFに日本代表として出場予定です。32分間の作品を大会規定に合わせて20分間に短縮編集し、英語字幕を付けて出品する予定です。今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします。

