≪全国高専 デザコン2025 in福井≫最優秀賞・優秀賞・日建学院賞を受賞しました!
2025年11月8日~9日に開催された「全国高専 デザコン2025 in 福井」において、本校建築デザインコースから「構造デザイン部門」に2作品、「空間デザイン部門」に1作品が本選出場し、以下のとおり優秀な成績を収めました。

構造デザイン部門:最優秀賞・優秀賞を受賞(1位・2位)
全国58チームが参加した構造デザイン部門では、本校の「伯嶺(はくれい)」チームが最優秀賞(国土交通大臣賞)、「澄架(すみか)」チームが優秀賞(日本建設業連合会会長賞)を受賞し、大会史上初となる8連覇および2年連続1・2位独占という快挙を達成しました。
構造デザイン部門では、2019年東京大会から続く「紙を素材とした橋」を課題とし、今年のテーマは「stylish(スタイリッシュ)な橋」がテーマに掲げられました。
「伯嶺」チームは、無駄を徹底的に削ぎ落とした洗練された構造を追求しました。鳥取県の名峰・大山を思わせるような、山なりの力強くも美しい形状を持ち、最小限の部材で高い剛性と安定性を実現しました。構造力学の理解に基づいた合理的な設計が評価され、見事最優秀賞を獲得しました。
「澄架」チームは、斜橋構造を活かした創造的なデザインが特徴です。複雑な荷重バランスを支える独自性の高い接合部構造を開発し、軽快で美しい形状を実現しました。構造美と創意工夫が調和した作品として高く評価され、優秀賞に輝きました。
参加学生
「伯嶺(はくれい)」チーム:槇野 永人(5年)、岡本 庵(4年)、片岡 芯太(4年)、黒川 彩夕(4年)、新開 沙耶(4年)、安田 泰偲(4年)
「澄架(すみか)」チーム:中村 歩夢(4年)、越道 玲奈(4年)、越田 奏羽(5年)、原田 陸登(4年)、村上 夏美(4年)、井上 真緒(3年)
≪伯嶺チーム≫


≪澄架チーム≫


空間デザイン部門:日建学院賞を受賞
全国予選110チームの中から本選10チームに選出された本校チームは、地域性・多様性・共生の観点から高い評価を受け、日建学院賞を受賞しました。
空間デザイン部門では、「織りまざる住まい」をテーマに、多様な人々との助け合いによる住まいを提案することが求められました。本校のチームは、「時代を超えて人々を紡ぐ残丘的建築」と題して、奥出雲町横田にかつてあったたたら製鉄の「鉄穴(かんな)流し」によってできた棚田と残丘のある地区で、耕作放棄地が進む棚田の復活と先人の営みを未来へ継承するために、農業移住者を育成する住宅と地域にひらく寄り合いの場などからなる住まいを提案しました。そして、魅力的な残丘とバナキュラーな建築風景などが高く評価され、日建学院賞を受賞しました。
参加学生
川原 さやか(4年)、矢倉 結奈(4年)、栁生 健洋(4年)、ロビンソン 快 ダグラス(4年)


