本校専攻科修了生の研究成果が論文に掲載されました
オランダ アムステルダムに本部を置くElsevier社の雑誌(Environmental Technology & Innovation, IF; 6.7, 2024年)に本校専攻科を2024年3月に修了した小島翼さんの研究成果が論文として掲載されました。国際的な学術雑誌に論文が掲載されることは非常に難しく、受理されたことは素晴らしいことです。
これまでに粳間教授と小島さんは有機電解反応を利用することで、リグニンの分解機構の解明を報告しています。(Uruma Y, Yamada T, Kojima T, Zhang T, Qu C, Ishihara M, Watanabe T, Wakamatsu K, Maekawa H. Degradation of three β-O-4 lignin model compounds via organic electrolysis and elucidation of the degradation mechanisms. RSC Adv. 2023 Jun 14;13(26):17991-18000. doi: 10.1039/d3ra02486e.)
この度、得られた分解産物の有効利用の探索を行い植物成長抑制効果を見出しました。
本成果は日本時間2025年1月6日から公開になっています。
掲載雑誌 Environmental Technology & Innovation (IF:6.7)
タイトル Development of lignin degradation method utilizing organic electrolytic reaction and its use as a plant growth inhibitor
https://doi.org/10.1016/j.eti.2025.104019
(小島さんからのコメント)
この度、私の研究成果が論文として採択され、大変嬉しく思います。研究を通じて多くの学びを得るとともに、このような形で成果を残すことができたことは自信に繋がりました。ご指導いただいた粳間先生をはじめ、携わっていただいた方々に心から感謝いたします。現在は北海道大学大学院修士課程で新しいテーマで研究を行っており,良い結果が出るように一層研究に励みたいと思います。