機械工学科卒業生が筆頭著者の論文が国際学術誌に掲載されました

令和4年度に本校機械工学科(現機械システムコース)を卒業した近藤修君を筆頭著者とした論文

“Enhancement of Heat Transfer Accompanied by a Decrease in Kinetic Energy Due to Magnetic Field Imposition in Liquid Metal Natural Convection”が、MDPI社の国際学術誌 Magnetism に掲載されました.

 

本論文は,液体金属の自然対流に磁場を印加した際の熱伝達特性について,数値シミュレーションにより調査したものです.一般に,磁場を加えると流体の運動は抑制され,熱伝達も低下すると考えられています.しかし本研究では,特定の条件下において,流体の運動エネルギーが低下しているにもかかわらず,熱伝達を表すヌセルト数が増加するという興味深い現象を明らかにしました.

 

本科卒業生が筆頭著者として国際学術誌に論文を発表することは,高専教育の大きな成果の一つです.卒業研究で培った専門知識,解析技術,論理的に考察する力が,国際的な査読を経て学術成果として認められたことを示しています.学生が主体的に研究に取り組み,その成果を世界に向けて発信できたことは,本校における実践的技術者教育の意義を示すものです.

 

近藤君は長岡技術科学大学に編入し,現在は修士課程に在籍し,日本伝熱学会シンポジウムで研究成果を発表するなど,熱工学分野で活躍を続けています.

 

掲載先URL:https://www.mdpi.com/2673-8724/5/3/23

 

<本人のコメント>

米子高専機械工学科を2023年3月に卒業後、長岡技術科学大学大学院工学専攻(機械工学分野)に進学し、現在はバイオマスエネルギーの利用を促進するための研究を行っています。高専時代、研究や講義で熱心なご指導を賜った益田先生、早水先生に改めて深く感謝申し上げます。高専から大学院にいたるまで、一貫して熱や流体、エネルギー利用の領域で研究に携わってきたこともあり、今回の論文掲載を大変嬉しく思っております。来春からはプラントエンジニアとして働くことになりました。今後も先生方から学び得た教訓を生かして、より一層邁進してまいります。  

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