化学・バイオ部門の研究チームが二次電池材料研究で学術論文に採択されました

 本校清水剛志GEAR5.0特命助教、谷藤尚貴教授、研究室所属学生、関西学院大、日本大学、千歳科学技術大学等から構成される共同研究チームによる、二次電池内の新規正極活物質の開発成果が記載された学術論文が、2023年1月にMDPI社のPolymers(impact factor= 4.967)へ掲載されました。

 本論文では、本校研究グループが開発した硫黄導入反応を用いて、非常に高容量な理論充放電容量密度を示す有機ポリスルフィドを作製し、これを電池の正極側の材料として導入したリチウム二次電池を作製しました。作製した電池について充放電評価試験を行ったところ、従来市販されているリチウムイオン二次電池材料に導入されている材料の6倍以上の容量密度を有することを明らかにしました。この発見は、次世代型の高容量二次電池を開発する手法に役立つ成果となります。

 本研究は、高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業(GEAR 5.0)において、推進しています。

論文のリンク先

  https://doi.org/10.3390/polym15020335

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