化学・バイオ部門の研究チームが卵殻のリサイクル研究で学術論文に採択されました

 本校谷藤尚貴教授、清水剛志GEAR5.0特命助教、研究室所属学生、関西学院大等から構成される共同研究チームによる、二次電池内の新規正極活物質の開発成果が記載された学術論文が、2023年1月にMDPI社のMembrans(impact factor= 3.987)へ掲載されました。
 本論文では本校研究グループが卵殻膜(ESM)を、低コストで新しいプロトン伝導性材料としての開発を行い、燃料電池の発電の要である電解質膜に導入し動作した成果を2022年4月にACSOmega誌へ報告しました。今回はこの研究成果をふまえて、卵殻膜が有機分子を吸収する能力に着目することにより、燃料電池として使用する卵殻膜のプロトン伝導性を改善することに成功した知見を報告しました。
 本研究は、高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業(GEAR 5.0)において、推進しています。
 
論文のリンク先
https://www.mdpi.com/2077-0375/13/1/115
上へ戻る