生産システム工学専攻修了生が執筆した事例報告が工学教育誌に掲載
日本工学教育協会の論文誌である『工学教育』の74巻3号(2026年5月発行)に、執筆当時は専攻科生産システム工学専攻2年生であった若林遥大さんの論文(事例紹介)が掲載されました。本誌は国内の工学教育分野において歴史と権威のある学術雑誌であり、高専専攻科生が執筆した論文が掲載されたことは賞賛に値します。
【論文掲載ページへのリンク】
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsee/74/3/74_3_66/_article/-char/ja
当該学生は、総合工学科情報システム部門の川戸聡也准教授とともにプログラミング教育に関する研究に取り組みました。今回掲載された事例紹介は、専攻科在籍時の特別研究の成果をまとめたもので、プログラミング初学者が抱える「初歩的な質問をして他者から低く評価されるのではないか」といった心理的な不安に着目し、互いの名前を伏せた匿名のチャット環境で相談しながら課題に取り組む協働学習の手法を提案しました。実証実験を通じて、匿名性が対人関係のしがらみや評価懸念を緩和し、主体的な学び合いを促進する可能性が示されました。
また昨年度まで、鳥取県警察サイバー防犯ボランティアとしても活躍し、情報セキュリティ教育にも取り組みました。現在は大学院に進学し、専攻科での研究で培った知見を活かして、同分野で新たな開発に取り組んでいます。具体的には、サイバー攻撃や防御の仕組みを視覚的かつ体験的に学べるWeb教材「VISUSEC(ビジュセック)」の研究開発を進めており、教育現場へのさらなる応用を目指しています。
