電子制御工学科の学生が執筆した論文が査読付き学術雑誌に掲載

本校では2020年度より、コンピュータ同好会および電子制御工学科の学生を中心とした有志学生らによる「情報セキュリティ講習会」を開催しています。この講習会は情報セキュリティについての座学と実機を使った演習に取り組むもので、有志学生らが企画・運営や講師を務めています。

この度、2020 年度に実施した講習会の内容や受講者アンケートの分析結果をまとめた論文『高専生が運営する学内向けセキュリティ講習会の試行』が、日本工学教育協会が刊行する学術雑誌「工学教育」に2022年7月22日付けで採択・掲載されました。電子制御工学科5年生の守山凜さんが筆頭著者として主に論文を執筆し、総合工学科情報システム部門/電子制御工学科の川戸聡也助教と徳光政弘准教授が共著者として指導にあたりました。本科学生が筆頭著者の論文が実績のある査読付き学術雑誌に掲載されることは快挙であり、学生の努力が実を結んだ結果となります。

【守山さんのコメント】
今回、このように学生主体の情報セキュリティ講習会の活動が評価され、論文を採択していただけたことを嬉しく思います。今回の採択は、講習会を共に運営してきた有志学生の取り組み、これまでご指導いただいた徳光先生、川戸先生をはじめとする教職員の方々のおかげだと考えています。今後は、卒業研究などを通じて情報セキュリティ教育の方法や講座内容の改善を図り、特に小中校生向けの情報セキュリティ教育についてよりよい教育手法を確立していきたいと思います。

【掲載ページへのリンク】
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsee/70/4/70_4_171/_article/-char/ja
※「工学教育」の論文について、発行後12ヶ月以内の閲覧は日本工学教育協会の個人正会員および団体会員代表に限定されています。発行後12ヶ月を経過するとどなたでも閲覧可能となります。

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守山さんが情報セキュリティ講習会の講師や運営をしている様子

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