専攻科生産システム工学専攻1年の守山凜さんが『中高生を対象とした学生主体の情報セキュリティ教育の取り組み』との題目で、日本高専学会2022年度活動奨励賞を受賞しました。また、日本高専学会第29回年会講演会にて受賞講演を行いました。
活動奨励賞は、特に優れた活動を行ったと認められる本科生または本科生を中心とする団体を表彰するもので、守山さんは2022年度に電子制御工学科5年生で取り組んだ内容が評価され、個人で受賞しました。内容は、若い世代の中でも情報教育が急速に普及している中高生を主な対象として実施してきた情報セキュリティに関する啓発活動についてです。2022年度は、米子高専での公開講座、米子東高校での課外授業、鳥取県警と連携したイベントを実施しました。
当該学生は総合工学科情報システム部門／電子制御工学科の川戸聡也講師の指導の下で情報セキュリティ教育に関する卒業研究に取り組み、専攻科に進学後は特別研究として取り組んでいます。今回の発表は卒業研究における成果の一つであり、各啓発活動は特別研究でも引き続き実施しています。

【学生コメント】
この度、昨年度の活動成果が認められ、活動奨励賞をいただけたことをうれしく思います。今回の受賞は、日頃からご指導いただいている川戸先生をはじめ、活動にご協力いただいている米子東高校や鳥取県警の方々など多くの方のおかげだと考えています。今後も、特別研究などを通じて継続的に活動を行い、情報セキュリティに限らず幅広い意味での情報教育の発展に貢献していきたいと思います。

【指導教員コメント】
日本高専学会は、高専を共通の土俵にして教育・研究について発表する場として設立され、高専における特色ある教育・研究の充実に貢献している学会である。このような学会において活動奨励賞を授与されたことは紛れもなく本人の努力の賜物であり、高専生の誇りです。引き続き、更なる高みを目指してもらいたいです。

【日本高専学会活動奨励賞のページ】※2023年9月4日時点で守山さんを含む2022年度の受賞対象者は掲載されておらず
https://jact.sakura.ne.jp/award/katsudou/

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